
「先生、私たち親族は、延命治療はしなくてもいいと思っています」、こう私は、病院の医師に伝えました。叔父は、結婚をせず、何十年も親族との交流がなかったので「延命治療」について、どのように考えていたのかは、誰もわかりませんでした。
私は、神様でも仏様でもありません。その私が、叔父という一人の運命を決めてしまった気がして、ずっと私の心の中にもやもやしたものが残っています。
私が講演で「延命治療、皆さんはしてほしいですか」と尋ねると、ほとんどの皆さんは、しなくていい、と答えます。そんな皆さんに、私は、叔父のことを踏まえ、ご自分の延命治療についての考え方を配偶者、子供、周りの人にきちんと伝えておいてくださいとお話しています。
そのうえで、自分のために、自分のお金を使い、今を元気に生きて、逝く、それが本当の終活だと思います。
北國新聞夕刊コラム「舞台」 に私の終活についての想いより。(平成29年12月18日)
介護保険
金沢市の職員だった私は、2000年から6年間、介護保険を担当する部署に在籍していました。その際、窓口で介護するご家族から、いろいろなご相談をお受けしました。
ご家族をお預けするご家族が窓口に来られた時に、普通は施設の一覧表をお渡しするだけですが、私は、施設に電話しましょうか、市役所の浜崎に紹介されましたと言ってくださいとか、そのようにお伝えしていました。もちろん、この対応は、市役所では、普通このような対応はしません。上司から叱られます。でも、私は、市民の方に役立つ人、それが本当の「役人」であると信じています。
このような対応ができたのは、金沢市内の介護施設を普段から、訪問させていただいたから出来た対応です。この繋がりがあるので、介護・終活の専門の行政書士として活動ができています。
介護施設を探すことはもとより、介護保険の使い方、ケアマネジャーの紹介などもご相談ください。